神戸新聞
▼大久保奮闘 神戸4得点 京都を圧倒、9位に浮上
1点差に詰め寄り、勢いづく京都。嫌な流れに追い打ちをかけるように、神戸の小林が2枚目のイエローカードで退場した。残り時間は20分。ピッチ上には10人。松田監督は河本、松岡を立て続けに投入して逃げ切りを図る。
何が何でも守るべき状況。だが、大久保主将は逆の発想だった。「守ってばかりいたら、絶対に入れられる。こっちが前からいかないと」。京都は焦りからか、守備のバランスを崩して攻め上がる。すると、レアンドロへのマークが甘くなった。「スペースが空いたところをつく」。エースの狙い通りに事は運んだ。
後半32分、大久保からのパスにペナルティーエリア内へ抜け出したレアンドロが、右サイドの角度のないところからゴール。その1分後には、レアンドロのスルーパスを大久保が左足でけり込んだ。いずれも得意のカウンター。昨季チーム総得点の半分を記録した“2トップ”が一瞬にして試合を決め、ホームに5試合ぶりの歓喜を呼んだ。
「(レアンドロとの速攻は)1人少なくても、関係ないと思う」と大久保は胸を張った。守勢に回っても、神戸には突出した武器がある。
▼内山J1初ゴール
神戸の内山がJ1初ゴール。後半1分、左サイドから内側へ切り返し、右足でミドルシュートを放つと、放物線を描いてゴール右のサイドネットを揺らした。J2で長年プレーしたプロ11年目の苦労人に生まれた価値ある決勝点を、仲間はもみくちゃにして祝福。内山は「たくさんの応援の中で、関西ダービーに勝てたことがうれしい」と自らの殊勲より、チームの白星を喜んでいた。
デイリー
▼大久保2発!1アシスト!神戸9位浮上
神戸は、左MFで先発した大久保嘉人(26)が2得点1アシストと大活躍し、4-1と圧勝した。大久保はW杯アジア最終予選のウズベキスタン戦(15日、埼玉)にも弾みをつけた。ホームの連敗を4で止めた神戸は、約1カ月半ぶりに9位浮上。京都は4試合白星なし。
一瞬にして敵の守備陣を無力にした。前半2分。FWレアンドロの中央からのスルーパスに大久保が飛び出した。スピードと絶妙なトラップで、京都DF大久保やMFシジクレイを置き去りにすると右足で強烈なシュート。ボールは飛びついたGK水谷の手をはじき、勢いを保ったままゴール左隅へ吸い込まれた。
「みんなが連動して、楽しいサッカーができた。関西ダービーなんでファンのためにも勝ちたかった」。4戦ぶりのゴールは貴重な先制弾。1万8009人のサポーターからは割れんばかりの嘉人コールが起こり、ピッチにエースの咆哮(ほうこう)が響き渡った。
1点ずつ取り合い、DF小林の退場で10対11で迎えた後半32分にはレアンドロの得点をアシスト。直後の33分には再びレアンドロのパスからゴール左に突き刺した。2得点1アシストと勝利に貢献。リーグ戦の得点も10点に乗せた大久保は「2ケタ決めないと情けないんで」とサラリと言い切った。
15日のW杯最終予選・ウズベキスタン戦前、最後のリーグ戦を最高の形で終えた。「明日になったら忘れてるよ。(代表では)自分の力を常に出せるよう、大事な試合なんで点を取ることを考えたい」。3試合の出場停止明けで臨む大一番でも、自分の役割は変わらない。
チームは今季最後の関西ダービーを白星で飾り、ホームの連敗を4で止めた。神戸は今季3度目の連勝で、6試合ぶりに1ケタ順位の9位まで浮上。出場4戦で7発と京都キラーぶりを発揮した大久保は、お立ち台で「残り試合少ないけど全勝できるようにしたい」と宣言。頼もしい神戸のエースが、今度は日の丸を背負って輝く。
ニッカン
▼大久保2発!10人目5季2ケタ得点
神戸のMF大久保嘉人(26)が、最高の勢いをつけた。W杯アジア最終予選ウズベキスタン戦(15日、埼玉)前の最後のリーグ戦となった京都戦で、2ゴール1アシストと大爆発。今季10点目となりカズ(横浜FC)ら歴代の日本代表エースに続き、史上10人目となる5シーズン2ケタ得点(J2含む)に到達した。
まさに独壇場だ。前半2分、絶妙のタイミングでDFのウラに飛び出し先制点を挙げた。1点差とされた後半32分にはFWレアンドロの得点をアシスト。さらに、その1分後には左足で豪快にダメ押し弾まで決めてみせた。「2ケタは取らないと情けないですからね。最後はすごいカウンターが決まったからね」と当然のように話した。
7日からはウズベキスタン戦に向けた代表合宿が始まる。本人は「弾みになった? 明日になったら、忘れてるよ」と照れ笑いを浮かべた。
スポニチ
▼神戸・大久保2発!エースの力見せつけ代表へ弾み
日本のエースが最終予選へピタリと照準を合わせてきた。大久保が2得点1アシストの活躍で4-1の勝利に貢献。「攻撃が連動してできている。今はサッカーをやっていて楽しいですね」。笑顔が輝く一瞬だった。
日本代表の岡田監督も絶賛する得点感覚を十分に見せつけた。この日も左MFで先発。FWよりも得点機が減ることを覚悟のうえで自ら選んだポジションながら、得点の匂いをかぎ分けるきゅう覚はさすがだ。前半2分、レアンドロのパスに抜け出してシュートを決め、後半33分にも同じ相手からパスを受けて追加点。4本放ったシュートのうち2本をゴールに結びつけた。
6月のカタール戦で一発退場し、その後3試合の出場停止処分。代表戦に出場できなかった期間を「長かった」と振り返る。それは岡田監督も同じ思いだ。神戸側と密に連絡を取り合い、持病の右ひざの状態をチェック。「代表でもエースとして期待している」と言い続けてきた。
その期待に応える準備もできている。「FWもできるし、右サイドもできるし、左サイドもできるし、真ん中もできる。どこでもいいよ」。強気な言葉の裏に、どの位置でも得点を奪える自負がある。夏場のスランプを克服し、代表の日程に合わせるかのように状態は上向き。2ケタ得点に乗せ、気持ちよく新潟に乗り込む。
ウズベキスタン戦は、初めて臨むW杯最終予選の舞台。「大事な試合なんで頑張ります」。チームも泥沼の残留争いから一歩抜けだし、気分を良くしたエースが頼もしい。
スポーツ報知
▼神戸・大久保 オグ眼前で2発
神戸の日本代表FW大久保嘉人(26)が、有言実行のゴールラッシュだ。前半2分、先制点を決めると、後半32分にFWレアンドロのゴールをアシストし、同33分にはダメ押し弾。4月27日のG大阪戦(ホムスタ)以来となる1試合2ゴール。今季の得点も10となり、「京都戦で2ケタに」という戦前の宣言を守った。
スタンドには今季3番目となる1万8009人が集結。クラブスタッフと親交のある北京五輪女子バドミントン代表の小椋久美子(25)も観戦した。7月16日の横浜M戦以来となる本拠地での白星に「ファンのために勝ちたかった」。京都戦4戦7発とした“ダービーキラー”は、ほおを緩めた。
7日からは代表合宿がスタート。「大事な試合なので、自分の力を出せるようにやる。(ゴールのことは)明日になったら忘れるよ」自身初の最終予選で、ゴールラッシュを狙う。
サンスポ
▼大久保が2ゴール!神戸は9位浮上
神戸は主将の大久保が2得点、1アシストで勝利に大きく貢献した。関西勢同士の対決で圧勝し、ホームでは5試合ぶりの勝ち点3。「ダービーだったし、ファンのために勝とうという気持ちでプレーした」と笑顔で話した。
中盤の左サイドに入り、縦横無尽にピッチを駆け抜けた。前半2分に早々と先制ゴール。後半は味方に退場者が出た後、速攻の中で2点に絡んだ。「守備と攻撃の両方はきつい。でも走らないとああいうサッカーはできない」と誇らしそうだ。
2連勝でチームは9位に浮上。それでも「まだ全然、安心していない」と残留争いには危機感を口にした。

